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当院における食道癌内視鏡下手術について

当院では、食道癌の進行状況に合わせて、腹臥位による胸腔鏡下手術、および腹腔鏡下手術を実施しております。

食道グループ責任医師の小澤は、1996年1月、当時、慶應義塾大学医学部外科学教室教授の北島政樹先生を筆頭に、本邦に積極的に内視鏡外科手術を導入した故大上正裕先生のご指導の下、左側臥位による胸腔鏡下手術を行いました。1996年1月から2005年11月まで83症例を経験した後、2005年12月に藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院一般消化器外科に教授として着任して間もなく、食道癌、食道良性疾患に対する胸腔鏡下手術を導入しました。

2009年7月に本学へ赴任してからは、従来の左側臥位による胸腔鏡下手術ではなく、腹臥位による胸腔鏡下手術を導入し、2016年3月までに約250症例実施しております。

腹臥位による胸腔鏡下手術とは

胸部食道癌に対する胸腔鏡下食道切除手術は、胸壁の破壊を最小にすることにより、出血量の減少、創痛の軽減、速やかな術後回復による術後在院期間の短縮、そして手術部位の拡大視効果を含めて利点が多いのが特徴です。

手術時間は通常手術に比べて延長はするが、合併症発症率は同等または低下し、癌の根治性については、予後に差がないことが明らかになってきました。

従来、手術体位は側臥位が多く採用されてきましたが、腹臥位による胸腔鏡下食道切除術が2006年に海外で実施されてから、国内外でも行われるようになり、当院でも腹臥位を採用しています。

食道グループでは、開胸開腹手術の術者として十分な経験をもち、かつ内視鏡下手術におきましても、術者、または助手として豊富な経験数を有するスタッフが在籍しております。

なお、食道良性疾患に対しても、内視鏡下手術を行っております。詳しくは本ホームページ、「疾患の説明」の胃食道逆流症(GERD)アカラシア食道粘膜下腫瘍食道憩室食道穿孔の各ページをご参照ください。

実際、患者様の状態(手術適応)にもよりますので、ご不明な点などございましたら、外来受診の際に小澤にお尋ねください。

出典:「胸腔鏡下腹臥位食道癌手術」(臨床外科 第70巻第11号)
    「腹臥位胸腔鏡下食道切除術」(臨床外科 第65巻第13号)
    「腹臥位胸腔鏡下食道癌手術」(消化器外科 第34巻第6号)
    食道内視鏡外科研究会HP: http://sese.med.u-tokai.ac.jp/index.html
    日本内視鏡外科学会 http://www.jses.or.jp/

食道グループの特色

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